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ティクーン・ディボーション No.25

2021年8月2日

今日は、終末時代、イエス様の再臨前後に起こるとされていることを、いくつかの預言から拾ってみたいと思います。

1 ゼカリヤ14:2―3

「わたしはすべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。都は取られ、家々は略奪され、女たちは犯される。都の半分は捕囚となって出て行く。しかし、残りの民は都から絶ち滅ぼされない。」主が出て行かれる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。

 有名な箇所ですが、ここではエルサレムを攻撃させるために全ての国々が集めらること、しかしその攻撃の只中で主イエスが立ち上がられ、これらの軍勢と戦って勝利を収められることが描かれています。ヨハネ黙示録19:19―21に描かれている情景もこれに対応するものと思われます。


 しかし、ゼカリヤ書14章を読み進めますと、やや意外な光景が見えてきます。

 ゼカリヤ14:16「エルサレムに攻めて来たすべての民のうち、生き残った者はみな、毎年、万軍の主である王を礼拝し、仮庵の祭りを祝うために上って来る。」

 

 これを読むと、エルサレムを攻めるために来た諸国の軍勢は完全に滅ぼされるのではなく、そこには残された者がいるようであり、彼らは凄まじい主の栄光を目の当たりにして、どうやら悔い改めるようなのです。そして自分たちの国に帰って行った時は、主の栄光を自分たちの同胞に宣べ伝えるようであり、彼らは率先して毎年、仮庵の祭りを祝いにエルサレムにのぼってくるというのです。このことは諸国民、つまり異邦人にとって、主の最後の裁きが同時に大いなる悔い改めとリバイバルの機会となることを物語っているのではないでしょうか。このことをさらに詳しく他の預言からも見てみましょう。

2 ゼパニア3:8―10

「それゆえ、わたしを待て。──主のことば──わたしが証人として立つ日を待て。わたしは諸国の民を集め、もろもろの王国をかき集め、わたしの激しい憤りと燃える怒りをことごとく彼らに注いで、わたしのさばきを下すからだ。全地は、わたしのねたみの火で焼き尽くされる。そのとき、わたしは諸国の民の唇を変えて清くする。彼らはみな主の御名を呼び求め、一つになって主に仕える。クシュの川の向こうから、わたしに願い事をする者、わたしに散らされた者たちがわたしへの贈り物を携えて来る。」

 

 ここでも諸国の民が集められ、そこで「激しい憤りと燃える怒りをことごとく彼らに注いで、わたしのさばきを下す」と書かれています。ところが9節になると、主は諸国の民の唇を清めるので、彼らは主を呼び求め、一つ心で主に仕えるようになる、そして主への贈り物を携えてくる、というのです。何と裁きの前後で、全く正反対のことが起こされています。ここからも諸国民への激しい裁きに続き偉大なリバイバルが起こされることを見ることができます。

3 イザヤ66:18―21

「わたしは彼らのわざと思いを知っている。わたしはすべての国々と種族を集めに来る。彼らは来て、わたしの栄光を見る。わたしは彼らの中にしるしを置き、彼らのうちの逃れた者たちを諸国に遣わす。すなわち、タルシシュ、プル、弓を引く者ルデ、トバル、ヤワン、そして、わたしのうわさを聞いたことも、わたしの栄光を見たこともない遠い島々に。彼らはわたしの栄光を諸国の民に告げ知らせる。彼らはすべての国々から、あなたがたの同胞をみな主への贈り物として、馬、車、輿、らば、らくだに乗せて、わたしの聖なる山エルサレムに連れて来る──主は言われる──。それはちょうど、イスラエルの子らが穀物のささげ物をきよい器に入れて、主の宮に携えて来るのと同じである。わたしは彼らの中からも、ある者を選んで祭司とし、レビ人とする──主は言われる。」

 

 ここでも主が「すべての国々と種族を集め」る時がきます。もっともここでは直接的な裁きの描写はなく(裁きがなされることは18節以前において描かれていると思われます)、むしろ「彼らのうちの逃れた者」が残されていることを示しています。彼らはもう一度諸国に遣わされていきます。彼らは偉大な主の栄光を大いなる裁きを通してはっきり見たので、遣わされて行った先々で、悔い改めて主の栄光を崇めるようにと宣べ伝えます。そしてそればかりか「あなたがたの同胞」、すなわち諸国に散らされたイスラエルの民を、「主への贈り物」としてエルサレムに連れてくるというのです。


 これはイザヤ60章のテーマにも通じるものです。そこには諸国の王たちが全ての財宝とともに、イスラエルの息子、娘たちを携えてエルサレムに上ってくる様子が描かれているからです。そして「あなたを苦しめた者たちの子らは、身をかがめてあなたのところに来る。あなたを侮った者どもはみな、あなたの足もとにひれ伏して、あなたを『主の都、イスラエルの聖なる方のシオン』と呼ぶ。」(イザヤ60:14)ということが起こるのです。

 このように主イエスの再臨前後に起こることとして主要な預言書は驚くほど一致した共通の情景を描いていることが分かります。それは、繰り返しになりますが、最後の大いなる裁きに続く、最大の異邦人世界のリバイバルです。その時、主の敵であった者が、悔い改めて主のしもべになり、主の御心を行う者となるのです。日本もこうして最後には必ず主のものとなります。願はくは、私たち今を生きるクリスチャンが、そのような素晴らしい神様のご計画が成就されるべく、今自分たちに与えられた任務を喜んで果たしていくことができるように。アーメン。

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